校長のひとりごと



たかひろ君が描いた
廣谷先生
アカデミアインターナショナルでは、傷を負ったり、挫折をした状態で沖縄に着いた子供達がなぜこの様な良い結果を出しているかと言いますと、何よりも心の教育に重点を置いているからだと思います。日本の教育では成績が重視され、思春期、反抗期の子どもの心のケアにまで手が回らないのが現状です。しかし、日々伝えられるニュース、社会不安や夢の無い社会を多感な子どもが感じた時、絶望感、また不登校の子ども達は学校へ行かなかった置き去り感を抱えているものです。人との関わり方は、昔は近所のおじさん、おばさんや、駄菓子屋のおばちゃん、自転車屋のおじさんなど社会全体が子供を見つめていた様に思えます。しかしながら長引く不況、社会と見合わない後手の教育システムが子どもの危機を察せず、子供が不登校と言う事態に発展した時、社会と村社会から反対に閉じ込められ、子供達が引きこもらざるを得ない状況に追い込まれているのが現状です。少年期の挫折に起因し後の無気力、社会不適応、ニートと発展していくのだと思います。何ともったいないのでしょう!

社会、学校、大人達が一人一人の子供を大事にし、大丈夫?と接してあげていたらこの様な事態には発展しなかったでしょう。多感期の子供達は親と一線を引き、この時期に友達や先生、そして他人との関わりを通して自分の生きる道、夢を見つけていく事ができるでしょう。
しかし、この時期に挫折感を感じ、撤退する事は何ともったいない事なのでしょう!

そして少年期の不満、悩みを乗り越えないままに青年期を迎えると一生引きずる事になります。それはとても悲しい事です。少年期に簡単にできる事は“変わる”事だと思います。すなわち誰もが、大きな可能性を持ち、どの様にも、どの方向にも変化していける事だと思います。私達の卒業生を見てください。一目瞭然で大きな変化を遂げています。今引きこもっている子供達に叫びたい!絶対に諦めないで欲しい!もっと、もっと大きな世界がある事を信じて欲しい!
たまたま皆はこの小さな4つの島国に生まれ育ちこの様な事態に置かれているのであって、大きな可能性を自分が秘めている事を知って欲しいです!皆、一緒ではありません!皆、ひとりひとり違うのが当然で自然なのです!オンリーワンの自分を信じて欲しいです!



家庭、学校(友達、先生)が主な原因と考えられ、どちらかがしっかり子供の危機を受け止めていれば、不登校や引きこもりと言う事態には発展していきません。子供が問題に直面した時にどの様に学校や家庭が受け止めたかが今のお子さんの現状の姿です。



親が変わると言ってもなかなか変われるものではありません。親はどこかで期待を子供に対し秘めているものです。例えば元気になって欲しい、前の様な息子に戻って欲しい等、子供に対して更なる期待を持ってしまうものです。不登校になり易い子供は、厳格な父親との間でコミュニケーションが上手く取れていなかったり、また母親には甘やかされて育てられていることが多い様に感じます。子供が学校での人間関係が上手くいかず、また勉学、クラブ活動に力が入りすぎたり、親の期待に沿うべく幼児期に頑張りすぎて、疲れ果てたあげく不登校になるお子さんも多く、振り返った時自分は誰のために、何のためにこんなに頑張ったんだろうと思い絶望感を感じ、撤退するお子さんも多い様に思います。親をはじめ、お子さんの時間配分にも問題があり、その結果として不登校になると言っても過言ではないと思います。人に勝つ競争心を養う為に時間を費やした場合、他人を受け入れる事はとても難しくなります。また親御さんが一生懸命働き、時間の殆どを家庭以外に費やすと子供はいつの間にか迷子になってしまい、とんでもない所に行ってしまっています。すなわちこの価値観を変える、親が変わる事が一番大切だと私は思います。親はいままではこうだったけれど、これからはこう生きるという事を子供と共にやっていきたい、また一緒に探して行くと言う過程の段階でも良いと思います。
子供が不安になって内にこもれば、親もこもりがちになります。親が変わるのも、子供が前進するのも、絶対に第三者の介入が必要と考えます。親子のみで解決しようと思うと根本的な事が解決しないままに進み、バランスを再び崩す可能性が大だからです。但し、第三者は責任を取れる大人を選ぶ事が大事で、他人事で批判、誹謗、中傷をする人は避けるべきです。医療機関も慎重に選ぶべきです。不登校問題は風邪をひいた子供とは違います。放っておいて治ることはありません。
心の病は、人の力でしか回復しません。医療機関はあくまでも補助的とお考えになったらよろしいでしょう。



何故日本は変わったのでしょう?それは明治維新の時に一回前のシステムを覆したからです。壊すことは英語ではスクラップと言いますが、古い家を壊さなくては“新しい家”は建ちません。私達はその作業を沖縄という地で行っています。環境を変え周りを気にせず“新しい家”を子供が築こうと思ったら必ずできます。但し子供の自立を引っ張るのは、親の心配から来る“甘え”と言う蜜だと思います。



子供は日々成長しています。また、していかなければなりません。一時的に休んでも止めてしまってはいけません。18歳を過ぎると社会が“要るか、要らないか”答えを出してくるからです。また子供たちはその部分にとても敏感です。私達は勉強に力を入れることはしません。それは子供は安心すれば大きな力を自然に出してくるからです。私たちが一番意識に置いている事は、社会での居場所と社会参加、社会の一員として生きる事を気付かせるという事です。しかしながら、子供達に社会と関わるノウハウを教えるのは、親を始めとした責任ある大人たちであるべきです。元不登校だった子供が何故外国で立派に成功するのでしょう?それは自立のトレーニングを集中的に受け、危機管理を学んでいるからです。もちろん人間関係の構築の仕方も徹底的に学んでいます。みんな沖縄に来た時は人と関わるのが“苦手”だったお子さんばかりです。後、生徒が編入を決意した時、外地で選択肢が無くなり、自分で向き合い、自分で何から何まで解決していかなくてはならないと言う立場に置かれる事だと思います。生徒も覚悟を持って臨む事が良い結果に繋がるのだと思います。自立すると行動に自己責任が発生し、初めて他人と関わる基本ができ、対等な関係が結べるのです。日本でも、外国でも、学校でも、家庭でも関係の結び方は同じでそのトレーニングを沖縄で受けます。生徒は不登校を経験し、挫折感、自己否定、斜めを見つめていますが、人間関係を結ぶにはそこからスタートしなければ難しい事を始めて知ります。不登校をネガティブに捕らえているのがポジティブに変化するのです。プラスからプラスに変化はしません。マイナスがあって初めてプラスに変化する事に多くの生徒達が気付き、前に進みます。

沖縄のフリースクール「アカデミア」は不登校、登校拒否、ひきこもりなどの問題を持つ生徒が、そこから起き上がる力、心の教育、生き方、ライフスキルを、日々の生活を通し習うスクールです。沖縄県内だけではなく、
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